October 12, 2007

加西産いちごに期待

今回、私は加西市でハウス栽培されるいちご農家の集まりに行ってきました。今年できるいちごの状況確認が主な目的です。大きな被害をもたらす病気が出ていないか、害虫がいないかを確認し合いました。今はまだ植えられて間もないので葉っぱしかありませんが、これから花をつけて実になっていくのが楽しみです。実がなるのはまだまだ先ですが、農家の方は毎日ほ場へ行っていちごの世話に勤しんでいます。そんな農家の方を応援できる営農指導員となれるよう、私も日々努力していこうと思っています。

今年加西で栽培されているのは、「とよのか」、「さちのか」、「とちおとめ」、「さがほのか」、「紅ほっぺ」という名前(品種)のいちごです。どれも聞いただけで赤くて甘〜いいちごが想像できませんか?同じいちごとは言っても、形や色・味などどれも微妙に違います。もし食べる機会があったら、どんな風に違うのか想像して食べてみてください。「かさい愛菜館」にも出荷予定なので楽しみにしていてくださいね。
※特徴・好みには個人差があります。これは昨年「かさい愛菜館」に飾った特徴の一例です。参考程度に...。

A NOTE 担当

October 01, 2007

水稲の雑草対策について

今年も多くのご相談を頂いた「水稲の雑草対策」についてご紹介させていただきます。

稲刈り直後の水田雑草対策

水田には、一年生雑草と多年生雑草があります。
一年生雑草(クサネム、アメリカセンダングサなど)は比較的防除しやすいのですが、多年生雑草(キシュウスズメノヒエ、ウリカワ、オモダカ、ミズガヤツリ、ホタルイ、クログワイなど)は塊茎や栄養繁殖体の冬株を形成し、これらと種子の両方で繁殖するので防除が困難です。

また、耕耘や代かき作業をすることで、全層に分布してしまいます。 稲刈り直後は、生命力の強い多年生雑草が残っていますので、地上部に見えている雑草の茎葉に「ラウンドアップハイロード(↑写真)」などの移行性の除草剤を散布し、栄養繁殖体ごと殺草して下さい。稲刈り後、可能な限り早期に除草剤を散布して下さい。

稲刈り後の耕起

稲刈り後の耕起は、多年生雑草の塊(かい)茎・塊根の形成を抑制する効果が高いです。種子・塊茎で増殖するものはロータリー耕、地下茎・匍匐(ほふく)茎で繁殖するものはプラウ耕(反転)が効果的です。

A NOTE 担当