May 15, 2009

育苗センター情報

(1) 浸種

・吹き付け消毒済み種子を4倍の水に浸けます。
・浸種開始後48時間以上経ったら水を入れ替えます。
・催芽籾は、芽の長さ1ミリ程度のハト胸に仕上げます。

吹き付け消毒済み種子とは?
ばか苗病、いもち病、ごま葉枯病及びシンガレセンチュウを対象に、殺菌剤(ヘルシード乳剤7.5倍)と殺虫剤(スミチオン乳剤1,000倍)を種子重量の3%量を専用の機械で吹き付けてある種子のことです。

(2) 播種

・育苗箱に育苗用土を入れ、種を播く前に土を濡らします。
・1箱当たり催芽籾160グラムを播種します。
・播種してからもう一度水をかけ、覆土します。

(3) 出芽・緑化

・30℃の出芽室に入れて3日ほどで、白い芽が伸びてきました。
・差しかえをして高さを確保します。
・緑化室に3日ほど入れて、日に当てて緑化します。
・緑化室には寒冷紗をかけて、日ざし調節しています。

・出荷できる程度に生育が揃ったら、配達の準備をします。
・日通サービスで、皆さんのお宅まで安全にお届けします。


加西の育苗センターでは、1日約7,000枚を播種しています。

A NOTE 担当

May 12, 2009

加西市の小麦を巡回


5月12日に、加西市全域の小麦の調査に行ってきました。厳冬のさなかに始まった小麦の調査も次回で終了になります。

2月には吹雪の中で震えながら調査をおこなっていましたが、この日の調査では真夏さながらに照りつける日差しのもと、汗を流しながらの調査になりました。

始めは雑草と見まちがうくらいに小さかった小麦も、厳しい寒さを乗り越えて春の日差しをたっぷり受け、今では腰の高さほどにまで生育して豊かな穂をつけています。

今回は生育調査によって収穫時期の目安と、カントリーエレベーターでの受け入れ計画を大まかに予測しました。

弾丸暗渠、排水管理、無人ヘリなど、適期作業・適期防除できちんと管理してある圃場は病気もなく順調に生育していますが、除草剤を適期に散布していなかったところでは、雑草で小麦が隠れてしまうような悲惨なことになっていました。

加西市全体的には、今のところ昨年よりも小麦の品質はよいと思われます。
適期に収穫して全量1等をめざしましょう!

刈り取り適期診断などは、5月下旬〜6月頃におこなう予定です。

A NOTE 担当