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【根菜類・キク科】 ゴボウ

失敗しないコツ
- ・ 播種後、生育初期は黒寒冷紗を掛けるなど乾燥防止に努めてください。
- ・ 多湿に弱いので、排水をよくして一度作った畑では連作を嫌います。
- ・ 肥料袋等で作土確保するのも手です。
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ゴボウを食べる民族は世界でも日本人くらいで、品種改良も進んでいません。おもな品種には、滝野川大長があります。短根種として、てがるゴボウやサラダむすめなどがあります。若い根と葉柄を楽しむ葉ゴボウ(写真)では越前白茎、早生白茎などが利用されます。特殊な形では、しんに空洞がある大浦、堀川など。
原産地はヨーロッパからアジア。春まきすると2年生、秋まきすると3年生になります。生育適温は20~25℃で、茎葉は寒さに弱く、3℃で枯死しますが、根の耐久性は強く、茎葉は枯れても根は生存して翌春に芽を出します。種子は好光性なので、種をまく前に水につけるときには、明るいところに置きます。
根の太さが3mm以上になってから低温にあい、12.5時間以上の日長になるととう立ちします。耕土が深く、排水のよい砂壌土や火山灰土でよいものができます。粘土質では根の伸びが悪く、外観が悪くなりますが、かわりに肉質のよいものができます。
畑の準備
スコップで30~50cmくらい深く耕す。元肥は深くまで全層に混ぜる
畝づくり
20cm以上の高畝にする。火山灰土では、低畝でよい
種の準備
種は1昼夜水につけ(2、3回水を取り替える)、布の上で水切りして芽が出ないうちにまく
種まき
まき溝を浅くつけ、1cm程度の間隔に条まきし、薄く覆土する。葉ゴボウのばあいは、厚まきにして、茎を細めに育てる
間引き
本葉1枚のころ、伸びすぎや出遅れの苗を間引く
順次繰り返し、本葉5、6枚になるまでに株間10cm程度にする
追肥
どか肥は肥やけをおこしやすいので、種まき後30~40日間隔で2、3回に分けて与える。同時に土寄せを兼ねて覆土しておく
収穫
葉の開く角度が広いばあいは、また根の可能性が大きい
根の直径が1~2cmくらいになったら収穫する。根の側面を深く掘り下げてから引き抜くと、折れない
【 栽培ミニ知識 】 ゴボウと「綿虫」
ゴボウはキタネグサレセンチュウなどの害虫によって、根の表面に黒褐色、しみ状の小さい斑点ができます。初期の芽では赤褐色の斑点ができると、15cmくらいの短根になりやすくなります。
これらの綿虫を防ぐには、栽培する前の年にサツマイモ、ラッカセイ、マリーゴールドなどを植えると、綿虫の発生が低下して、ゴボウの被害を減らすことができます。
前作に栽培する作物のなかでも、サツマイモはキタネグサレセンチュウのほかに、5種類の綿虫の土中の密度を下げる効果があります。
次に、ラッカセイは4種類の綿虫の密度を下げる効果があります。
クロタラリア(タヌキマメ類)は3種類の綿虫に、またマリーゴールドは2種類の綿虫の密度を下げる効果があります。
キタネグサレセンチュウについては、前作にラッカセイ、サトイモ、マリーゴールドを植えると効果があります。
単行本 「兵庫みらいの野菜づくり」 より
●監修/山田貴義 ●イラスト/川副美紀 ●発行/家の光協会
