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【 子育てQ&A 】
子どもの疑問に答える
こどもの城 小児保健クリニック 小児科医巷野悟郎

Q. 5歳の長女は最近いろいろなことを質問します。先日も小さな地震があった際、「どうして?」と何度も聞きます。なんと答えていいか困ってしまいます。

A. この年ごろは知能が発達するときです。言葉も豊富になるため、そのときの思いつきでいろいろなことを聞いてきます。子どもの世界が広がってきたからです。

しかし考えてみれば、まだ生まれてからの経験も浅く、世の中のことについて知っていません。基礎が全くない子どもに、地震を正しく説明することはできません。それは、これからたくさんの知識を積み重ねた上でのことです。やがて学校に入れば「いろは」から学問を積み重ねて、地震が理解できるようになるのです。

そこで百科事典で調べて説明したからといって、5歳の子どもは理解できないのですから、それよりも子どもと「どうしてだろうね」と、一緒になって考えることです。考えてもすぐに分かることではないですし、子どもはますます「どうして?」と疑問を深めるかもしれません。最後はは「ナマズが暴れたかな」というようなことで落ち着くかもしれません。そうやって分かったようで分からないようなことで、子どもは気持ちが落ち着くでしょう。

そのようなことも勉強しているうちに、やがては正しいことを理解して、ナマズで納得したころを懐かしく思い出すことでしょう。年齢なりに納得しながら考えるということを、理解し、勉強するようになるのです。

この年齢はまじめに質問を取り上げて、子どもに疑問を残してあげるのが良いと思います。

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