JA兵庫みらい

「エコカー」といわれる環境に優しい車の種類が増え、私たちの選択の幅が広がっています。

ハイブリッドカー（HV）は、ガソリンエンジンと電気モーターの二つの動力を持つ車です。ガソリンエンジンでは効率が悪い発進時や低速時はモーターで走り、加速後はガソリンエンジンで走ります（他の方式もあります）。モーターを動かすための電気は、ガソリンエンジンで発電して作りバッテリーにためたものですので、外部から充電する必要はありません。これに対し、外部から充電もできるハイブリッドカーもあり、プラグインハイブリッドカー（PHV）と呼ばれます。

電気モーターだけで走る電気自動車（EV）は、走行時には地球温暖化の原因となる二酸化炭素や大気汚染物質を排出せず、騒音も小さいのが特徴です。家庭や充電スタンドでの充電が必要です。

従来のガソリン車やディーゼル車も技術開発が進み、燃費を向上させた低燃費ガソリン車や、窒素酸化物などの排出量を減らしたクリーンディーゼル車も発売されています。

最近は、自動車を車以外の用途に利用するシステムもあります。電気自動車やプラグインハイブリッドカーのバッテリーにためた電気を住宅内の電気として利用するシステム（ビークル・トゥ・ホーム）です。深夜の値段の安い電気を車のバッテリーにため、日中にその電気を利用するといった使い方ができます。日中のピーク電力の節電につながる他、停電時にも利用可能です。