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「肩凝り」とは、首や肩に起こる「不快感」や「こわばり」などの総称をいいます。肩に痛みがあって腕が上げられない場合は、「五十肩」である可能性があります。
首や肩は、約6~7kgある頭と、片方約3~4kgある腕2本を支えています。つまり、首や肩の筋肉には合計で約15kgもの負担が常にかかっており、そのために緊張してこわばりやすいのです。肩凝りを解消するには、首や肩の筋肉にかかる負担をできるだけ軽くすることが重要です。
首や肩に大きな負担がかかるのは、まずパソコン作業やテレビ観賞などに熱中しているときです。そのときは前のめりの姿勢になりやすく、その姿勢で長時間過ごすと、首や肩に負担がかかりやすくなるのです。
日常生活で注意することは、キッチンの流し台の高さが重要です。高過ぎると腰が反り、肩を持ち上げた姿勢になります。低過ぎるとかがむ姿勢になります。いずれも腰や肩に負担がかかります。掃除機をかけるときは、かがんだ姿勢になりやすく、腰に負担がかかり、肩も凝ります。
長時間同じ姿勢が続くときは、1時間に1回ぐらい作業を中断し、肩や首を動かして、筋肉の緊張を取ります。やり方としては、頭を横に傾けて、傾けた側の肩を、力を抜いて後ろから前に10回、回します。前から後ろにも同様に10回行います。頭を逆に傾けて同様に行います。手足がしびれていたり、痛みで首を動かせない場合は行いません。
私が推奨するのは『みんなの体操』です。NHK教育テレビで朝6時25分より放送しています。首や肩の運動が多く組み込まれていますので、肩凝り解消に役立ちます。