水稲の刈り取り季節となりました。

 管内の早生品種『キヌヒカリ』もほんのり色づき、そろそろ収穫の季節となってきました。そこで今回は、加西にある加西カントリーエレベーターをみなさんに紹介したいと思います。

 現在、兵庫みらい管内には加西、三木、小野にそれぞれ乾燥施設があり、その中で本店の前にそびえ立つのが加西カントリーエレベーター(以降、加西CE)となります。ちなみに三木と小野はライスセンター(以降、RC)と呼びます。CEとRCの違いは乾燥、調整、貯蔵といった三つの役割を行っているのがCEで、乾燥、調整を行うのがRCとなります。

〇荷受けからの流れ

トラックスケール・・・

刈り取られた稲(籾)の重量を計ります。同時にサンプルを抜き取り水分なども測定します。

ホッパー口・・・

重量を計った後、いよいよ稲(籾)を投入します。                                                   写真は加西CE3号機のホッパー口です。

貯蔵ビン・・・

投入された稲(籾)は風の力などによりワラや草などを飛ばした後、この貯蔵ビンといわれる施設に入れられ、風を送り乾燥を待ちます。                写真は加西CE3号機の写真で50t荷受けが可能な貯蔵ビンが14部屋あります。

乾燥・・・

加西CE3号機自慢の乾燥設備『カスケードドライヤー』です。火をつけ熱風に当てることで貯蔵ビンから送られてきた稲(籾)を少しずつ乾燥させてサイロへ送ります。

サイロ・・・

遠くからもよく見えて、CEやRCの象徴ともいえる建物で、一次乾燥を行った稲(籾)や乾燥終了した稲(籾)を貯蔵しておく建物です。RCでは、乾燥終了後に一時貯蔵のために利用しますが、順次籾すりを行い出荷いたします。写真は普段見る機会もないサイロ施設内部の一番下の部分です。加西CE3号機は300t入るサイロが10本建っています。

コントロールパネル・・・

CEの心臓部分といわれるところで、この操作盤を使って貯蔵ビンに送る、乾燥を行う、サイロに送るといった様々な指示をします。

今回は加西CEの写真を利用して説明をしましたが、少しは施設のことについてわかっていただけたでしょうか?小野営農生活センターでは、H27年に新しくRCを建て替え今年の秋が初稼働となります。
兵庫みらいのCE,RCではみなさんが丹精込めて育てられた水稲を責任をもって出荷まで行いますので皆様のご利用をお待ちしております。

※搬入の際、一度に多く運びたい気持ちはわかりますが、積載重量をしっかり守って、事故のないように心がけましょう。

15:35 この記事のURL 営農日記

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