August 6, 2008

平成20年度 山田錦品質向上対策試験田紹介

平成20年度の水稲試験田の生育調査と、穂肥適期診断をおこないました。
今のところ生育は順調で、病害虫による目立った被害もなく無事に生育していました。

疎植栽培(37株植)の試験では、株間を広く取ることによって、
1.分けつを促す
2.受光態勢をよくして光合成を活発にする
3.通気性をよくして病害虫の被害を軽減させる…
などの効果と、その結果、千粒重の向上を狙いとしています。
株間を広く取ったことによって当初の狙い通り分けつが促されており、普通栽培の水稲よりも茎数が多く、受光態勢・通気性ともに良好で病害虫による被害を受けにくい健全な稲体に生育していました。

今回穂肥診断を行った「山田錦」の試験田は、「丁度今週末頃から穂肥を施肥する適期になるだろう」という結果が出ました。
この結果を、試験をお願いしている農家さんにお返しして適期に穂肥を施用してもらいます。
千粒重と品質の向上を目指して、今後も生育調査をおこなっていこうと思っておりますので、皆さんもこの看板を見かけたら、生育を観察してみて下さい。

平成20年度 水稲試験ほ場のご紹介

A NOTE 担当