December 14, 2007

健康な野菜をつくろう

野菜づくりは病気や害虫に悩まされることが多いと思います。
せっかく丹精を込めてつくった野菜を害虫に食害されたり、病気になると生育が悪くなったり枯死したりして、先の収穫が期待できません。
病気や害虫に犯されないように、しかもできるだけ農薬の使用を少なくする工夫をして健康な野菜を作りましょう。

■栽培環境の整備と観察

 まずは、水はけ、水もちがよく、通気性に富んだふかふかの健全な畑をつくりましょう。そこによいタネや苗を十分な間隔をあけて植えつけ、整枝をし、風通しよく日光がくまなくあたるようにします。植え付けの間隔が狭いと、風通しが悪く病気や害虫が出やすくなります。
また、土壌の消毒も大事です。土中は害虫の隠れ家になっているからです。
農薬での土壌消毒は、病害虫の予防には確かに効果がありますが、土中の有効微生物をも減少させます。

【天地返し】

冬の寒いときに、畑の土の上下をひっくり返すように耕して、寒さで土中にひそんでいる害虫を殺す方法です。
畑の表面を平らにしないで小山の状態にしておいて寒気にさらして風化させることも、排水、酸素補給、病害虫対策の手段としてとても有効です。

【太陽熱消毒】

プランター向けの方法です。ポリ袋に湿らせた土を入れ、口をふさぎ、それを太陽のよくあたるビニールハウスのなかに入れ、土壌温度が上がるようにして2〜3週間おきます。
昔から野菜づくりでは「仕事半日、ながめ半日」といわれます。栽培にはなにより観察がいちばんで、病害虫が発生したら、すぐに手立てを講じることです。
すぐに処置すれば、被害は最小限に食い止められます。

■防虫ネット、マルチの利用

害虫の飛来、接触を防ぐのに防虫ネットや反射マルチなどの資材を活用します。
ネット類やべた掛け資材をトンネル状に覆ったり、作物の上に直接覆ったりして、裾をきちんとおさえ、害虫を防ぎます。
ウィルス病を媒介するアブラムシなどは反射光を嫌うので、反射テープや反射マルチなどで飛来を防止できます。

■コンパニオンプランツの利用

植物は葉や根からいろいろな物質をだし、ほかの植物とかかわりながら生育しています。これをアレロパシー(他感作用)といっています。植物のだす物質が昆虫を寄せつけなかったり、ほかの植物の生育を阻害したり、逆に助けたりしています。このように、植物同士、相性のよい場合と悪い場合があります。 植物の相性のよい関係をコンパニオンプランツ(共栄植物)といって、近年研究が進んでいます。

【相性の良い例】

インゲンとジャガイモ、エダマメとピーマン、スイカとネギ

【相性の悪い例】

インゲンとネギ、エダマメとネギ、スイカとハクサイ

A NOTE 担当

December 5, 2007

直売所視察に行って来ました

21日、三木の農産物直売所「三木みらい館」生産者の視察研修会に行ってきました。

まず午前中は「道の駅 村岡ファームガーデン」を視察し、午後は湯村温泉で昼食と温泉、海産物等のお買い物。この日、兵庫北部は雨(雪?)にもかかわらず、生産者の皆さんはとても明るくバスの中は楽しい会話でいっぱいでした。道の駅では旬の野菜や果物、地元特産品が多く並んでいました。なかには梨や長芋、特産品でできたお菓子を買って帰る姿も見られました。

視察の後は、待ちに待った昼食。おいしいごちそうを食べお酒を呑み、日頃話す機会のなかった生産者とも色々な話ができて皆さんとても満足そうでした。また、「せっかく湯村にきたのだから」と、温泉に入られる方も。

毎日休むことなく畑に行き野菜を届けてくださる生産者の皆さん。日頃の疲れを癒し、良い息抜きになったでしょうか?明日からもまた、体に気をつけて、おいしい野菜たくさん作ってくださいね。

A NOTE 担当