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【 考えよう 家族に優しいバリアフリー 】
チョイと腰掛けて楽に暮らそう
一級建築士Yuu

キッチンでインゲンの筋取りをしたり、おせち料理の準備をしたり。立ちっ放しでこまごまとした作業をしていると、だんだんと腰が痛くなってきたり、足が疲れてきたりしませんか? そんなとき、いすにチョイと腰掛けることができるようになっていれば、作業が楽にこなせます。

他にも、玄関で靴を履いたり脱いだりするとき、洗面所で歯を磨いたりお化粧をしたりするときにも、いすがあれば毎日の暮らしが楽になります。といっても、ただそこにいすを置くだけでは、かえって作業の邪魔になってしまうことも。そこでわが家に一工夫! 快適に腰掛けができるようにして、毎日を楽に暮らしましょう。

まずは長時間いることが多いキッチンと、毎日必ず使う洗面所に、腰掛け用のいすを用意しましょう。その際は、腰を深く下ろして座るタイプではなく、膝を伸ばしたままチョイと腰掛けることができる座面が高いハイスツールタイプを選ぶのがポイントです。深く座ると、キャビネットに膝がぶつかり、うまく座ることができません。ハイスツールならキャビネットに膝がぶつかりにくいので、座ったままの作業がしやすくなります。

また水回りリフォームの際に、シンクや洗面ボウルの下のキャビネット部分がくり抜かれて、膝が入るようになったキッチンセットや洗面台を選んでおけば、ゆったりといすに座って作業ができるようになります。

玄関は面積が狭いことが多いので、壁埋め込みタイプのいすが便利です。これは壁の厚みを活用して、いすの座面を壁に埋め込み、使うときだけ前に倒します。イメージはライティングデスクです。これなら普段は壁に収納されているので、狭い玄関でも邪魔になることはありません。腰掛けの工夫で、毎日を便利に快適に暮らしましょう。

Yuu(本名:尾間 紫)一級建築士事務所Office Yuu代表。一級建築士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネージャー。「家は生活を変える、人生を変える」を信条に、新しい暮らしをつくる「リライフのためのリフォーム」を提唱。テレビやラジオ、新聞連載などを通してリフォーム情報を発信、住まいづくりのスペシャリストとして各方面で活動中。

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