小麦調査を実施

加西農業改良普及センターとJA兵庫みらいが合同で「平成24年産小麦調査」を行いました。
この調査は、小麦の生育状況と病害虫の発生状況を把握し、栽培管理に役立てていただくために実施しています。
今回の調査項目は草丈、茎数、葉色(SPAD値)、葉齢、分けつ数、幼穂長の6項目です。

生育状況
・平均気温が低かったことと、11月19日の降雨による湿害のため生育差が大きくなり、幼穂の生長のおさえられています。
・12月上旬から雨が少なく、肥効が低い状況になっています。
・播種前後の厳しい湿害を受けた所が見られ、苗立ち不良と湿害により生育が極端に悪い所があります。
今後の管理ポイント
・追肥は、播種時期による生育の差が大きいので、生育にあわせて行って下さい。
11月上旬播種の場合、1回目は1月20日頃(硫安10㎏/10㌃)
・麦踏みは、土壌水分が高い状態で行うと、土が締まりその後の湿害をすすめるので、必ず土が乾いている状態で行って下さい。
11月上旬に播種できて生育が進んだ所では、茎立ちが始まる1月中には終えるようにして下さい。
2回目の麦踏みは、1回目から14日後を目安に行って下さい。
・排水対策として、排水溝の点検を行い、雨水が流れるように手直ししておいて下さい。
麦踏みにより崩れる所もありますので、あわせて点検して下さい。

11:13 この記事のURL 営農日記

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